妊娠〜出産

コロナ禍での出産、後悔した事。

コロナ禍の出産の現実

私は2020年の春、コロナ渦で初めての出産を迎えました。

立会い出産もできず、入院中に家族に会うことも出来ず、その上、里帰りもせず、さらに近くに頼れる親戚や知り合いもおらず、気軽に預けられる施設もないという、ないないづくしの出産でした。

ここまでは想定できたことでしたが、想定外だったのは両親学級や母親教室も軒並みキャンセルとなったこと、そしてコロナの流行によって産後に利用しようと目論んでいた様々な産後ケアサービスも感染の懸念によりサービスを中止したり、自分自身も怖かったため利用しない方向性で行くことに決めた事です。

これにより産後の生活に弊害が出てしまい、コロナ禍での出産を後悔(というよりコロナ禍で十分に準備をしないまま出産したことを後悔)することになりました。

初めての出産を無事に終え、ほっと一安心して退院した後、初めての子育てにあたふたして数日おきに赤ちゃんと一緒に泣くことになり、出産がゴールではなくスタートだと再認識することになりました。正直、小さい時はお腹空いたら泣いて飲んで(しかも3時間ごとに)、眠くなったら寝て、後はオムツを適宜交換したらそのほかはふにゃふにゃと泣いていて何もしないで見ていて癒されるだけだと思っていましたが、大間違い!

ということで、コロナ禍での出産・産後に準備不足により後悔した経験から、赤ちゃんとあまり関わったことがない新米ママ(と過去の自分)へのアドバイスは3点です。

1. YouTubeで陣痛時の過ごし方を含む出産の動画と母親教室の映像を見ておく

コロナ禍ということで、私が出産したときは、陣痛で入院した時から助産師さんの付き添いがなく、一人で暗い部屋で全開になるまで我慢しないといけませんでした。いきみ逃しもよくわかっていなかった為、陣痛中もいきんでしまい、結果的に赤ちゃんの心拍が下がり吸引分娩になってしまったのではないかと思っています。

産前にしっかりお産のイメージをもち、助産師さんやお医者さんなしでも陣痛を乗り切れるだけの知識を得ておくべきだったと後悔しています。

また、母親教室などの動画を見ることで赤ちゃんのお世話に関する基礎知識は得られるはずです。

勉強しておかなくても産後はどうにかなるだろうとたかを括っていましたが、実際のところはお世話の仕方がよくわからず毎日あたふたすることになりました。

2. 産後の生活のイメージを持っておく

これもYouTubeで赤ちゃんとの生活の動画などを見ておけば良かったと今では思います。出来ればキラキラ楽しく育児をしている様子を見せている方ではなくて、大変な様子を見せている方の方が覚悟が出来るので良いかと思います。

私自身産後の理想と現実の姿にギャップがあり、落ち込むことがありました。

3.トラブルがあったら行く場所を決めておく

赤ちゃんのトラブルがあったときに行ける小児科、自分の身体のトラブルに対処できる病院・整体、胸のトラブルで利用できる母乳外来..この3つは最低限調べておいた方が良いと思います。

私は母乳外来は調べていたので胸のトラブルにすぐに対処できましたが、小児科と整体は行くところを決めていなかったため、問題があったときに慌てることになり後悔しました。

備えあれば憂いなし!

コロナ禍の出産のメリット

コロナ禍での出産は制限も多く大変だと思いますが、入院中も含め訪問者もいない(少ない)中でじっくりと赤ちゃんと2人の時間を満喫できる貴重な経験にもなると思います。

結果的に私は準備不足を反省・後悔しましたが、コロナ禍で出産したこと自体に関してはネガティブな気持ちはなく、むしろ外出も少なめでゆっくりと家族で過ごすことができてよかったと思っています。