授乳の方法を調べるとよく言われているのが「赤ちゃんの目を見て授乳」だと思います。赤ちゃんと目を合わせて幸せホルモンが出るなどと言われていますが、私は目を見て授乳にとらわれるあまり大変なことになりました。
目を見て授乳ができない!
私は、生後2ヶ月頃に経験豊富な開業助産師さんに「今まで一番赤ちゃんの吸い方が上手で理想的な授乳」と言われていました。
その時は目を見て授乳はあまり気にせずに自然に授乳していました。
そんな中、ネットや本をみて、目を合わせて見つめ合いながら授乳しないといけないという記事を読み、実際に目を見て授乳するよう務めました。
しかし、どの角度から赤ちゃんを見てもなかなか目が合わず、結果として授乳のたびに赤ちゃんの顔の向きを調整し、無理やり目を合わせるよう仕向けることになりました。
その結果、赤ちゃんの体と顔をねじることになり、結果、赤ちゃんの飲み方が浅くなり、白斑ができ胸が痛くなりました。
また赤ちゃんも飲み心地が悪くなったのか、一度吸いついてもすぐに口を外すようになってしまいました。
そのような飲み方を続けて1ヶ月、再度同じ助産師さんのところへ行ったところ、「なんでこんなに飲み方が下手になっているの!?」とびっくりされました。
もしかしたら体型や赤ちゃんの飲み方により目を合わせながら授乳できる人もいるのかもしれませんが、私はこれに当てはまらず、そもそも目を合わせながらの授乳は不可能でした。
目を見て授乳はミルクの場合は可能です。
赤ちゃんも真上を向けますし、お母さんも無理ない姿勢で赤ちゃんと目を合わせることが可能です。
目を見て授乳の本当の意味
母乳の場合は自然な姿勢ではたまに目を合わせることはあっても、ずっと目を合わせ続けることは難しいと思います。
ただし、言葉通り「目を合わせて授乳」ではなく、赤ちゃんの様子を観察するために顔を見て授乳という意味でしたら理解出来ます。
実際、「目を見て授乳」とは、きちんと赤ちゃんの顔を見て、様子がおかしいところはないか、きちんと飲めているか、と確認しながら、顔全体を観察することをと言っているのではないかと思われます。
目を見て授乳というのは、ずっと目を合わせながら授乳するという意味ではないということを私のように勘違いしている方がいたらお伝えしたいです。
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